首輪をはずした狛犬 余禄の人生

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help リーダーに追加 RSS 狛犬曼荼羅  回想の狛犬考(その1)

<<   作成日時 : 2008/01/05 12:01   >>

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瀬 戸物のルーツを求めて瀬戸市に行った際、愛知県陶磁資料館に立ち寄った。その西館で瀬戸物の狛犬100選が常設展示されていた。これだけ集まると、色々な形があって非常に面白いものだという感慨をもった。

ただ、資料館への交通の便が非常に悪いため、バスの本数に制限があり、十分時間をとり研究することが出来ません。。後日、研究しようと 急いでミュージアムショップに寄りましが、狛犬に関する写真集、資料集はなかった。

翌日、名古屋市博物館で『唐の女帝・則天武后とその時代展』を見にいった。則天武后に直接に係るものというのは少なく名前倒れ、ネーミングのうまさにちょっと騙されたという感じがした。ただ、出展品そのものは素晴らしく、特に唐三彩は絶品だった。東京国立博物館、出光美術館、松岡美術館でも見たことのない色彩、唐三彩とはいえ五彩、通常の黄、緑、藍(コバルト)三彩に加え褐、白釉の五彩(5色の三彩釉)のものが出品されていた。 人物、動物の形も生き生きとしていた。

さらに、北魏、北周の仏像が展示されており、仏像の台座の部分を見るとなんと驚くことに2頭の小さな狛犬らしきものが踏ん張っていた。これは重大な発見だ。 それら、台座に狛犬、もしくは獅子の頑張って鎮座しているものについては、メモを取った。

 「北周(6世紀)如来立像」 台座4カ所に獅子 口を開けている。「北魏 四面仏像龕」 獅子が如来を支えている。
 「西魏(537)仏像   獅子」「隋 菩薩立像」2頭の獅子
 しかし、写真は禁止。

 これらの獅子は、狛犬と関係があるのではないかという、好奇心が沸々と湧いてきた。さらに、沖縄のシーサーを思い出した。
かって沖縄にいった時、屋根に鎮座しているシーサーに興味を持ち、帰りにお土産に購入し、ステレオのスピーカーの上に一対で鎮座している。 それも含め、俄然興味が湧いたところで、博物館からの帰りの地下鉄の駅の入口に神社があ
り、ちょっと変わった狛犬がいたのが運の尽き、どっぷりと深みのはまり、狛犬行脚の旅がはじまった。(つづく)

★ 愛知県陶磁資料館の『こま犬』の説明〜パンフレットより

 ○ 陶磁のこま犬は鎌倉時代(14世紀)に瀬戸でやかれはじめました。 室町時代のものは深川神社(瀬戸市)のこま犬や、千利休所持伝承がある灰釉こま犬香炉(根津美術館蔵)などりりしい姿の名品が伝えられています。
 ○ こま犬は平安時代(9世紀末頃)に一対になったもので、宮中などで向かって右に開口(阿)の獅子、左に閉口(吽)で一角獣の高麗犬(狛犬)を置くようになりました。
  瀬戸・美濃のこま犬も一応この典型をふまえているのですが、江戸時代のものの中には身近な山犬、狐、猫などを連想させるものや、牡牝を表現したものなど、一風変わったものも作られました。

【増補】

 現在では、愛知県陶磁資料館コレクション『陶磁のこま犬百面相』いう素晴らしいカタログが出されている。また、東郷神社の骨董市で陶磁のこま犬を見かけることもある。

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